本屋で立ち読みして泣く

2007/09/24
西原理恵子さんの漫画 仕事帰りふらりと立ち寄った本屋。入ってすぐのところに、平積みされている新刊本にざっと目をやる。
開けば活字だらけであろう本の中に、開けばカラフルな漫画であろう本がまざっていた。
西原理恵子著『毎日かあさん4 出戻り編』(毎日新聞社 880円)
もう長いこと、毎日新聞に週1回、彼女の漫画が掲載されている。
彼女と息子、娘、元夫と、とりまく人々や出来事を、抱腹絶倒と胸きゅん入り乱れて描いている”西原理恵子ワールド”は必見!
今度の単行本はどんなかなと、新しいページをぺりぺりめくりながら見ていった。
最後の方のページにきたとき、見開きいっぱいに描かれた絵-病室で死がせまっている元夫と彼女の対話、次のページのおどけた二人の子供たちの絵をみたら、本をもったまま、ぼろぼろ涙が止まらなくなってしまった。
まわりに人がいるしとか、まだ買っていないのにとか、自分に言い聞かせても、涙があふれてくる。
西原さんの子供たちの父親、鴨志田穣氏は戦場カメラマン。この3月、42歳の若さでガンで亡くなった。
たぶん壮絶な結婚生活だったであろうことは、彼女の漫画から想像はついていたが、それはいつも笑いの渦の中においやっていた。
ひとしきり泣いて、どうしようかな、と思ったが、買わずに本屋を出ました・・・。売り上げに貢献できなくて、ごめん!