向田邦子私の人生に舞い戻る

2025/11/19
先日鹿児島に行ったとき、近代文学館に立ち寄った。向田邦子さんが愛してやまなかった鹿児島の地に彼女の足跡を語るフロアがある。
数日前たまたまテレビで「阿修羅のごとく」を見た。いつのまにか四人の娘たちの年齢も超え母親の年齢も超え、向田さんが亡くなった歳も超えたんだなあとしみじみ思った。人生は長いようで短い。短いようで長い。その年代ならではの経験を経て次の年代に入る。その途中で亡くなった向田さんの頭の中にあった風景はどんなものだったのだろうか。つくづく口惜しく思う。
ほとんど読んだと思っていた彼女の書物、まだ読んだなかった?のがあったので購入した。久しぶりに向田邦子のまあるい声が耳元で聞こえてくるようだ。