市川房枝さんの傍らにいた好青年は、菅直人さんだったの!

2010/06/08
「市川房枝さんは、美人じゃなかったから、政治活動に専念できたんだ」
こんな失礼な発言をしたのは、小学生のとき通っていた塾の先生。
男尊女卑が見え隠れする人物だったので、子供心にも好きではなかったが、”市川房枝”という骨のある女性に興味をもった瞬間でもあった。
私が中学生のころ、金権政治におもねない彼女が、落選した。
当然当選するだろうと思っていたのに、なんで落ちたんだろう、と思ったのは私だけではなかった。
1974年、引退を決意していた市川さんは、若者たちによって再び担ぎ出され、全国2位で参議院に当選。
あのときのテレビ放映は、今でも覚えている。
彼女の傍らには、全身で喜びを表していた青年がいた。
胸をときめかすほど、すてきな若者だった。
つい先日、ニュースを見て愕然とした。
忘却のかなたから、記憶がよみがえった。
その青年が、第94代首相に就任した菅直人氏だったとは!
あれからうん十年。
ずいぶん”くたびれ”てしまわれたので、気がつかなかったのね。(人のこと言えませんが)
菅さん
市川さんが、天で見ています。
彼女に恥じないような政治を、お願いします。