介護の認定調査
2009/02/04
隣家のおじおばの、介護の認定調査の日がきた。
先月22日に入院以来、どどどーっと認知症がすすんでしまったおばは、ここ数日、けっこう”普通”なので、どう調査の人がとらえるか心配だったが・・・
自分の名前、生年月日、年齢。そこまではOK。でも、話が進んでいくうち、今居るところが保育園で、働きに来ている。園長先生が帰っていいというので、家に帰ると・・・。
おばは一昔前、近くの保育園で働いていた。子供たちや若い先生方に慕われ、自分で働いたお金で旅行にいったり、体も元気で、いきいきしていた。舅姑も看取り、今思えば憂いのないころだった。
おじの調査は自宅で。自分の名前、生年月日はりっぱに言えた。でお年は?「72歳っ!」「・・・・・・」
おじは一昔前の72歳、まだ現役の庭師として、あちこちの剪定に駆り出されていた。丁寧な仕事を信条としているので、お呼びがかかるのだ。稼いだお金で、焼酎とさしみを買ってきて、来客をもてなしていた。
ふたりの時間は、12年前で止まっている。痴呆が進むと、人生で一番幸せな時期に身をおくのか・・・