ジョブカード

2009/06/23
派遣切りにあった宮崎県の片田舎の青年が、地元のハローワークのパソコンで、求人の検索をした。
条件にあってヒットしたのが、神奈川県の、とある会社。
電話をかけたら、「わざわざ飛行機代かけていらっしゃるにはおよびません。宮崎にも、うちと同じ仕事をしている会社がありますから、そちらで面接をしてください」
といわれた。
青年、面接が近くでうけられると、宮崎の会社に電話をした。
宮崎の会社、神奈川の会社に応募した人間を、うちの会社で面接するなんて前代未聞だ、と思いつつも、来社予定をいれた。
そして「どのように話を進めればいいですか?」と神奈川の会社に聞くと、「そちらで採用すればいいじゃないですか」
「そんな話全然聞いてないっ!」と怒りつつも、”人のいい”おばさん取締役はあっちこっち奔走し、たどりついたのが、ジョブカード。
ジョブカードとは、正社員として経験が少ない求職者を、自社での実習を通じて能力を高め、即戦力としての人材が確保できる制度で、助成金もあることから、企業研修に係わるコストの負担が、かなり軽減できる。
煩雑なジョブカード申請書類の記入も、商工会議所の職員がわざわざ、何度も足を運んでくれたおかげもあり、あれよあれよと事が運び、いよいよ7月から青年の職業訓練がはじまる。
青年よ、気合入れて仕事覚えるんだぞ!
スタッフのみんな、ばんばん鍛えてやってくれ!
おばさんは、今日は帰って寝る!