減価償却の改正

2007/09/17
プロッター 先日、宮崎法人会主催の平成19年度税制改正の研修会に行ってきた。
今回の税制改正の”目玉”は減価償却制度の抜本的な見直し。残存価格および償却可能限度額の撤廃、新規取得資産は法定耐用年数内で100%可能、などなど。
支出の伴わない費用だけれども、キャッシュフローには影響がある。
今月うちの会社は第19期が終わるが、今期、減価償却にするような”大物”の購入はなし。
でもでも、減価償却の項目に10数年残っている”大物”がある。写真のペンプロッター。
今でこそ図面はデータ渡しがほとんどだが、CADが出始めたころは、手書きと同じ、紙にシャーペンの芯で書いて客先に提出していた。
このペンプロッター、CADであらかじめ入力していた情報を認識し、ロボットみたいにアームが動き、シャーペンの芯を持ち替えては、太さの違う線を器用に書き分ける。
躯体図や図面枠は紙の裏から描く。表に反して(これは私たちがする)、配管や機器、寸法、文字を書いていく。
字の書き順はめちゃくちゃ。書いていく場所もあっちとびこっちとび。複雑な図だと、1枚書くのに4時間以上かかることもあった。でも出来上がった図面をみると、お~!というほど上手!
これを購入したのは、持っている人も少ないずーっと前で、思いっきり値段が高かった。一緒の時期にかったパソコンやソフトはとっくの昔に減価償却が終わっているのに、まだ、法定耐用年数が残っている。
じゃあ仕事で使うことがあるのかというと、NO!夫は思い入れがあるらしく、いさぎよく「捨てるぞ!」とも言わない。
”置物”になってしまったこの機械、じゃまなんだけどなあ・・・。