南蔵院林覚乗氏の「心ゆたかに生きる」
2011/10/17
平成7年、ジャンボ宝くじで1億3000万円当選。その10日跡には、ナンバーくじで560万円射止めた、というので、宝くじのあたるご利益のあるお寺の和尚さんとして有名だが、
実は、泣いたり笑ったり感動したりのお話がきける、名物住職なのだ。
ひっぱりだこなスケジュールの1日に、宮崎法人会臨時総会での講演を入れていただいた。
それが今日。テーマは「心ゆたかに生きる」
6、7年ぐらい前に、商工会議所主催の講演会にみえ、聞いた時は、ハンカチが絞れるくらい泣いた。
そのころの疲れていた心に、ことばがすっぽり入ったからだろう。
あたりまえのことなのに。
人との出会いのなかで、自分は育っていく。
損得や肩書やお金で人をみるな。
相手に求めるな。
自分の心のあり方をまず豊かにする。
人の心に寄りそう。
不運になっても、不幸になってはいけない。
どんなときも幸せと感じることができるか。
経営理念より社訓より、ありがとう、すみません、ごくろうさん、を自ら毎日言う。
そのときの和尚の言葉を、全部覚えていたわけではない。
でも無意識に、そうしようと、つとめてきたのかもしれない。
今日は泣かなかった。
忘れていたことを、補強した。
話を聞きながら、
関係ないけど、親友の、こだてゆたか、を思い出してた。
40歳目前で、心ならずも、階段から落ちて亡くなった。
彼女の分も濃厚な人生を生きるんだって、誓ったっけ。
もひとつ、
話を聞きながら、
宝くじ、買ったら当たるかも、と思った。