蝸牛房
2014/10/10
落ち着いて考えてほしいな、と思った時、「蝸牛房」があったことを思い出しました。
50年ほど前、祖父善三郎が板に書をしたため、削ったものです。
実は、これは板の裏側。表側が失敗してしまったので、やり直しをしたらしい。
私のお嫁入りの道具は、これと、ピアノと、祖父母が使っていたちゃぶ台でした。
余談ですが、祖父善三郎は生前、ぜんちゃん、と呼ばれていました。かなり気に入っていたようで、自分で戒名を「・・・・善智庵・・・・」とするように、と言い残して亡くなりました。
父は、勝手に付けた戒名は認めない、とする寺と大もめ!まあなんとか通してもらいましたが、父はそれに懲りて、自分では「寺にまかす」と言って亡くなりました。
「蝸牛房」・・・かたつむりのように、ゆっくりゆっくり時が流れるのを感じてほしい場所です。