カセットボンベで動くホンダのミニ耕運機で畑を耕す
2010/09/13
耕せばいいんだけど、すでにある大きい耕運機は小回りきかないし、どっかの国じゃあるまいし、この暑い中、鍬で畑なんか耕したら、熱射病になる!
ふとテレビCMを思い出した。カセットボンベで動く耕運機なら、この苦痛から解放されるかも・・・。
買いました。
持ってきてもらいました。
試運転してもらいました。
けっこう、いいじゃん!
「くれぐれも熱射病にならないよう、昼から4時ぐらいはやらないでくださいね。ではがんばって」
はいはい、とバトンタッチ。
燃料のスイッチを”入”にして、エンジンスイッチを“運転”にして、始動グリップをびゆんっと引っ張ると、ロータがととととと、回り出す。
「よ~し」と進みだすと・・・
まあ暴れること暴れること。なんでだかわからないけど、ぽんこぽんこ飛び跳ねて、制御不能状態。持ってきてくれた人がやってみせたのとは、だいぶ違う。
人を見るのかな、こいつ。
必死で、ハンドルを押さえつけると、どうにかその場にとどまり、耕す。
前進しようとすると、またぽんこぽんこ。勝手に”なす”の方に向かってる。
「どっち行くのよっ!ここ耕しなさいっ!!ここっ!!!」
また前進させると、またぽんこぽんこ跳ねて、”ごーや”のつるが絡んでる。
「な~にやってんのっ!こっちだってばっ!!言うこと聞きなさいっ!!!」
私の金切り声が、こだまする。
知らない人が聞いたら、あらんだまさんは、暴れる馬か牛で耕しているのか、と思うだろう。
格闘すること1時間。
エンジンを止めたときは、腕や手ががちがちに強張ってへろへろ。
テレビCMは、女の人が、なんであんなスマートに耕していたんだろうなあ。
全然違うじゃないの!