招福の男が造る門松

2008/12/12

宮崎で販売の門松.JPG

今年も残り少なくなりました。

振り返ってみると、毎年のごとく怒涛の1年だったには違いありませんが、ものすごく”つき”のある日々を送っていたように思うのです。

どこらへんから、そうなったかと考えてみますと、家をリフォームしたあたりから、確実にそう感じるようになりました。

磨いても磨いてもとれないカビや水漏れに悩まされたお風呂を直し、寒いキッチンや、ごろごろ大好き夫の居場所を直したら、仕事から疲れて帰ってきても、ふたりの気持ちがとても安らぐようになりました。そうなると、陽転思考できるようになり、それがよかったのかもしれません。

コーディネイトしてくださったのが、有限会社粋(こだわり)の家の重面さん。通称しげちゃん。

彼は実にポジティブ・パーソンで、スカッとした好青年。そういう人間には自然と福が寄ってくるんじゃないか、と夫が申します。ふたりで密かに「招福の男」と呼んでいます。

先日、「粋の家」の前を通ったら、早々大きくてりっぱな門松がおいてあるじゃありませんか!なんか早くない?と思ったけど、この事務所には、クリスマスツリーより似合うの。

それにどこかなつかしいのは、子供の頃、祖父が職人さんにお願いして造っていただいたのと、感じが似ているからでしょうか。

「どしたの?これ」「造りました」

「誰が?」「僕です」

「どうやって?」「日南から孟宗竹切ってきて」

「どうすんの?」「撤去まで一式で売ります!

造園畑出身の彼は、こんな粋でセンスのある門松も造ってしまうらしい。

彼の造った門松、お店の前に置いたら、きっと来年は、大きな福を呼ぶと思うな。