非日常のやすらぎ
2007/10/12
大宅映子女史のように、染めない頭で堂々と人前に出られるようになったら、どんなにいいかと思うが、白髪30%の現在、まだその域には達していない。
出方が多くなる週をひかえて、ようやく美容院に行った。
指名したのは以前やっていただいたことのある、いのうえさん。
若い美容師さんにしては、きをてらったところもなく、普通のお嬢さんなのだが、とても優れたところを持っている。
実に細かいところまで、神経が行き届くのだ。
別段そうしようと意識しているとも見えない。さりげなく、しかし、客の立場からすると、とてつもなく心地いい。
”細部に神は宿る”というが、いのうえさんのちりばめる神たちが、私を非日常のやすらぎにいざなう。
ひとに頭をまかせ、耳にはやさしいボサノバ。普段絶対手にしない雑誌に目をとおし、最新のファッションを知る。眠くなったらうとうとし、あ~極楽極楽・・・