姑の形見を装丁

2022/07/15
我が家で姑が使っていた引き出しを、亡くなってから整理したら、シミや破けて痛んでいる書や絵が無造作に放り込んであった。
どれだけの価値があるかわからないけど、姑が捨てもせず取っておいたのだから、蘇らせたいと思って、宮崎県に数件しかない、装丁屋さんに持って行ってたのが、昨年12月。7月に入りようやく完成の電話をもらった。
ワクワクしていってみると、破けたのもわからないように、シミも取れていて立派なもんです。
紙の白い部分を切って、破けたのに足すのはどうでしょう?と持って行ったとき提案したら、
絶対だめだそうだ。余白に作者の意図があるので、勝手に切ったりはったりはしてはいけないとのこと(-_-;)
烙印があるのがいくつかあるが、それはよかったですね、と言われた。
雨の時期は乾かないので、時間がかかったと申し訳ながっていらしたが、7月の初盆には間に合ったので、上々!
にわとりの絵は、大好きな若冲とは比べ物にならないが、温かみのある色合いは見るほどに愛おしく感じる(^^♪
ただ、姑が生きているうちに装丁をしてあげれば、どうやって入手し、誰の作品か、とか聞けただろうに、それだけが残念!やっぱ生前整理は大切だ。