あらんだまばーちゃん亡くなる

2021/11/11

このブログにたびたび登場する、私の姑でもあり師匠でもある、あらんだまばーちゃんが10月の末に亡くなった。
3月まで自宅でひとり暮らしをしていたが、たびたび家の中で転ぶようになって、施設でお世話をしていただくことになった。
施設では持前の明るさとユーモアと人懐っこさを全開して、みなさんを笑いの渦に巻き込んでいたという。
コロナでなかなか会うことがかなわなかったが、たまに行って夫が「息子が会いに来たど~」というと、「私に息子がおったかい?」と
本気ともボケともわからない応酬をしていた。
10月に入って食欲が落ち、食べ物と認識ができにくくなって、炎がすーっと消えるように、管も呼吸器もなにもつけず、誰も看取りに間に合わず、あっという間に逝ってしまった。
96歳。丑年の8巡目。
40歳で田村に後妻で入り、ばらばらになっていた家族をしっかり支え、夫や子供たちや孫たちを心から愛し、嫁たちにはバシバシ叱り、
料理はどれも絶品、編み物と木目込み人形作りが趣味で、習字は師範並み、
墓や葬儀の用意も様々な費用も準備し、私にきちんと申し付けてあの世に駆け上がっていった。

あまりに見事な人生を目の当たりにしてきて、私自身涙も後悔も寂しさもない。
四十九日がすんだら、うちの仏壇に位牌がまつられる。仏さまとはいえ、初めての姑との同居である。
朝っぱらから、”はよおきな!”だの”ごはんのしたくせんね!”だの、声が飛んできそうで気が休まる暇がなくなりそう・・・。