近代日本画-美の系譜 宮崎県立美術館で
2010/09/06
不思議と、心にすーっと入っていく。
12日まで宮崎県立美術館でやっている、近代日本画-美の系譜は、
橋本雅邦、横山大観、川合玉堂、菱田春草、上村松園、下村観山、堅山南風、鏑木清方、伊東深水、加山又造、平山郁夫などなど
一度は見ておくべき”本物”がずらり。
掛け軸におさまっている風景は、絵にして絵にあらず。雄大な雅の世界にいざなう。
観山の親子の獅子は、金屏風のなかを動き回っているよう。
松園の美人画は、いつ見ても、ためいきが出るほど美しい。
南風の「朝の月」で使われている赤は、めでてもめでても足りない。
ひとつひとつ感想を書いていたら、きりがないから、やめよう。
静かな、あまり人気(ひとけ)のない美術館で、命の洗濯ができたひとときでした。