目的外使用
2008/07/03
その昔、うちの地域の公民館は、4人の地主さんの土地にまたがって建っていた。
ある日、防衛庁(今の防衛省)から建物は建ててあげる、と話が来た。
(近くに自衛隊の基地があって、飛行地域に入っているかららしい)
ただし、土地は自分たちで買うんだよ、ということ。
手ごろな土地を探し、土地代500万円農協から借りて、地域全60戸、1戸あたり10万円負担で買った。
うわものは防衛庁。
クーラーやカーテンなどの設備は、NHKが受信しにくい場所だからか、各戸に払う助成金をプールして買った。
それはそれはきれいで、気持ちのいい公民館ができて、よかったよかった、めでたしめでたし。
なんだけど・・・
昔の公民館は、お習字教室や塾に使えて、使用料が入ってきていた。
そのお金で水道光熱費などを賄うことができた。
ところが、今回は防衛庁に建ててもらったので、利益を上げる目的では使えないという。
ただでさえ市の税収が減って、そのしわ寄せがきているのに、せっかく建てた新しい建物が、
収益をあげる手段にはならないというのだ。
じゃあ、何に使うかというと、年2回ほど開かれる地区の集会ぐらい。
自宅で葬式を開けない人(年寄りばっかりだから年中行事のようにあります)、でも葬儀場は高いから利用できない人に使ってもらうのはどうか、
といったら、これも業者が入るからだめらしい。
我が東国原知事の5月13日付けのブログにも、県の施設を、"目的外"の商用利用すると、びっくりするような高い使用料金がとられる。
どうせ空いているなら、安くで貸せないもんか、と書いておられる。
そうなのよ。
ほんと、もったいないの。
うわものばっかりすごいの作って、使い方が実にへた。
もっと上手に、県や地域が活性化するように、もう少し柔軟に考えたらいいのに、
とおばさんは思うのです。