未完の行為

2009/10/10
毎日楽しみにしているメルマガ 二条彪さんの「今日の教訓」を読み返していたら、『先代の悔しかったことをおしえてもらう』というタイトルの文があった。
先代から学ぶことはたくさんありますが,その中でもお勧めしたいことは,
「先代が悔しいと思ったこと」

だそうだ。
今やっている仕事は、夫と創業したから、先代はいない。
でもこの教訓を読んで、私のなかでは、戦争で家業をたたまなくてはいけなくなった祖父母や、高度成長時のビジネス戦士として生きた父が、できなかったこと、悔しかったことを、別の道で達成していこうとしているのではないか、とふと思った。
舅も、他の道を選びたかったかもしれないが、子供の頃から、教員になる、というレールの上を逆らうこともせず歩み、生涯を終えた。
”先代たち”が、ぽつりぽつりと語っていた苦労話を、夫と私はよく覚えている。
彼らの未完の行為を受け継ぎ、やりたくともできなかったことを私たちが達成する、それが、”後継者”である夫と私の夫婦の指針であり、ひいては会社の経営理念になるのではないかな・・・