人”財”採用

2007/02/02
昨日の朝、職安にCADオペレータ1名の募集を出した。何年か前に出したとき、1ヶ月もどこからも何にもいってこなかったので、「どうせうちのような小さい会社じゃそんなもんよね」と今回も悠長に構えていた。
・・・ところが、昼前あたりから面接に来たいという電話がひっきりなしにかかってきた。”高卒以上、年齢不問、未経験ok”と書いたからか、男女を問わず、下は23歳から上は56歳、まるっきりの初心者からプラント設計のプロまで。対応に追われ、締め切り間近の図面がまるっきり手がつけられない。ブログも”東京オリンピック”について書こうかななんて思っていたけど、もうそれどころではない。
”CADで図面描くのは楽しそう”とか”興味があるので”というのは大いに結構なのだが、CADソフトは鉛筆と消しゴムと紙にすぎない。1週間のみっちりやれば誰でも操作はできるようになる。肝心なのは、あらゆる資料から客が必要としている要素を抽出して、いかに客がほしいと思っている図面やデータを提供できるかなのだ。いまどきのCADオペレータはそこまで要求される。そのためには常にかなり勉強を必要とする。
前回の募集で採用したこしゃちょうママ。CADは職業訓練学校で学んだ程度だったが、彼女の秘められた才能は抜群の図面の理解力と集中力、そしてチェック能力にあった。向いていたのかもしれない。まさしくわが社にとって人”財”そのものに成長してくれた。
今回の採用は未だ未定だが、自分の知らない能力を存分に生かせ、毎日来るのが楽しみになる職場を提供できるように私はがんばらなきゃ。