女性ふたり、就職面接と現場出張
2011/02/18
職業訓練学校で半年ぐらい勉強して、最後の仕上げの企業研修。期間は1か月。
今回は二人の子供のお母さん。
うちの会社は、これで研修生10人目ぐらいだから、スタッフは馴れたものだし、女性の多い職場なので、すーっと溶け込んだみたい。
来たからには、仕事やってもらおうじゃないの、とがんがんこき使う。
チェックだの、ワープロ打だの、エクセル作業だの。
今日、彼女は就職の面接が入ってお休み。
3連敗中だという。30歳過ぎの子持ちの女性が就職するって、宮崎ではとてもたいへん。
狙っている事務職は倍率80倍ときいて、みんな我が事のように、気持ちが沈んだ。
ちょっとでもがんばる気持ちに弾みがついたらと、日向ひょっとこおみくじ(大吉!)に入っていた飴をプレゼント!
面接のときは、絶対ここで就職したいって、熱い気持ちを出すんだよ!
うちのスタッフおっとりちかこは、14日から青森県大間の現場事務所に行っている。
彼女が志願した出張と聞いて、「え~大丈夫ですか~?ひとりでたどりつきますか?」という声が男性諸氏から上がった。
仕事はできるんだけど、ちょっと浮世離れしたところがあるからね。
建設現場に設計業務で女性が行けるいうのは、宝くじにあたるくらいラッキー、かどうかはわからないけど、珍しい。
持たせたSUICAを改札でかざすのではなく差し込んでみたり、東北新幹線”はやて”を”はやぶさ”と勘違いしたり、現場事務所から帰りのバスに乗り遅れたり、いろいろありますが、なんとかやっているみたい。
「社長、お願いです、なんでもやります、一生懸命勉強します、がんばります。だから私を雇ってくださいっ」と若くない彼女が、必死に頼んだあの日から、まじめにこつこつやってきた実力をご披露しておいで。
速川神社の肌守り持っているから、大丈夫だよ!