しし鍋
2011/01/10
一の鳥居をくぐり、階段をおり、川を渡り、山の中腹にある速川神社への約1キロは、年末年始むやみやたら食べてついた、おなかの怪しげな肉をとるのに、ちょうどいい運動になるからだ。
三が日も過ぎていたので、人もまばら。
出店もちらほら。
その中で、ひときわ夫の目をひいてしまったのが、しし肉ありますの文字。
「帰り買って、今夜はしし鍋にするぞ」
お参りで減らすはずの腹の肉が、また戻るじゃないのよ。
しし肉で元気が出たのか、夫はすたすた歩いていく。
何年か前初めて来たときは、あまりの道中のきつさに、心臓ばくばく、死ぬかと思った。
続けているウオーキングの成果が出ているのか、今年はなんてことない。ふふ
さて、しし肉。
500グラム2000円。
醤油味、味噌味どっちでもOKだけど、ごぼう、ながねぎ、しいたけは必須。臭みをとるから。
こんにゃく、だいこん、とうふは、手でちぎって入れるのがコツ、と店やのおじさんが教えてくれた。
一度だけ、しし鍋を食べたことがある。
法人会女性部会の新年会。
巨人軍が春のキャンプで使うホテルで、会場ど真ん中に、それはそれは大きな鍋がぐつぐつ。
巨人の選手も、こうやって食べるのかと、おたまですくうと、しし肉に何やら、3センチほどの尖ったものが。
目をこらしてみると・・・毛!というより剛毛!
いのぶたではなく、本物のいのししの肉だ、と納得したが、お毛毛は食べる気しないので、あたりを見回し、そおっと鍋に戻しておいた。
500グラム2000円には、お毛毛はついていない。
醤油仕立てにしたが、臭みもなく、美味美味。
おかげさまで、おなかの肉は、もとに戻りました。とほほ・・・