三囲神社
2010/10/30
と、父に伝えたら、「連れて行ってやる」
山手線鶯谷駅からタクシー。言問橋を渡ってちょいあたりで降りて、徒歩五分。
さほど大きくない神社だが、敷地内にたくさん、由来にかかわるものがおまつりしてある。
創立年不詳。建てられた時は、ごくごく普通の神社だったのだろう。
私のご利益じゃないけど、あるご利益を、たまたま江戸時代の豪商三井氏が知り、その守護神として崇めた。
三井邸より移した、珍しい三柱鳥居もあるし、三井ゆかりの三越デパートの屋上には、すべて三囲神社の分霊がまつれているそうだ。
さんさん(三三)づくしの神社だね。
三越デパートと言えば、正面玄関にはライオン。
なんと神社には、狛犬ならぬ、狛ライオンがいた!
御祭神は、ウカノミタマノカミ。男の神さまか女の神さまか不明らしいが、京都・伏見稲荷大社の主祭神。だからおいなりさんもあるのか。
おきつねさまは、つんけんせず、柔和な笑顔をしておりやった。
父は、ここでも“常連客”らしい。
社務所では、父が顔をみせるなり、「あ~ら、いらっしゃい」とさも親しげに、名前を呼ばれている!
お札やお守りを買っては、あちこちの知人・友人に送っているらしい。
送られてきた人は、お礼参りにきて、またお札を買って・・・しらずしらず”循環の輪”がひろがっている。
観光バスでどーんと乗りつけてきた人たちが、社務所でお札を買うか買うまいかまよっていると、「ここのは効きますよ」と宣伝している。
ちちうえ、元気なうちに、功徳をひろめておいてくださいませ。