薦神社
2024/04/12
大分県中津市にある薦神社は近くの八幡宮の本家本元宇佐神宮の大本にあたるらしい。みすみ池という指を三本立てたような形をした池がご神体、内宮という。神社は外宮。
というところに仲良しのお友だちが行ってみたいね、といったので、雨のぱらつく西都をあとに東九州自動車道を北上、湯煙のもくもく立つ別府温泉を抜け、4時間後に薦神社に到着。静謐な池は、司馬遼太郎さんが『街道をゆく34中津・宇佐のみち』のなかで、「目の前に大きく池が広がっている。神格のようにも、人格のようにもうけとれる。もしこの池のような人格の人にめぐりあえば、生涯の幸いにちがいない」と書いておられる。実際見て、神様が居心地よくおられるだろうと、納得した。空気の味や皮膚感が、なんの不安もない状態でいられるのだ。
往復8時間、さすがに疲れたが、行ってよかった。