はなちゃんの鼻模様

2007/04/13
070413cat.jpg はなちゃんは、パンダのトントン誕生の二日後、6月3日に、他の兄弟と押入れのお客布団の上で生まれた。
新生児はなちゃんは耳の先からしっぽの先まで真っ白!目が開いたらブルー!なんと麗しい子だろうかと思っていたら、日が経つにつれて、なんとなく、鼻のあたりと耳の付け根としっぽが黒ずんできた。それがどんどん定着してきて、いつの間にやらご覧のようなご面相になってしまった。
はなちゃんはちょろちょろ動くものが大好き。たとえば、とかげ、みみず、くも、いもり、もぐら、へび・・・。でも残念なことに、夫と私はあまり好きになれない。
ある晴れた休日、ぱたんとねこドアが開いて、はなちゃんが帰ってきた。なにげなく見たはなちゃんの顔がなんか違う。彼女のトレードマークの鼻の周りの黒が若干色が薄めになっているような気がした。目の錯覚かともう一度よく見たら、なんかひゅるっと鼻の模様が動いた。
ん?なに?とどきどきしながらよーく見たら・・・子へびの頭を咥え、へびが鼻のあたりで”とぐろ”を巻いていた!!
ぎゃあ~!次の瞬間、私は机に飛び乗った。声を聞きつけた夫がうわあ~!手に持ったら家では絶対離さないテレビのリモコン”だけ”持って、「なんとかしろお~」と、どこぞに消えた。
はなちゃん、お手柄を誉めてもらいたくて、近づいてきて、ほらっと小へびを放した。小へびは必死で逃げる。逃げるが方向が家の中に向かっている。「違う、ぎゃくぎゃく!」
はなちゃん、また小へびに飛びつき、手でこねくりまわす。「はなちゃん、へびちゃんとお外で遊びましょうねっ!」机の上に乗ったまま指令を出すが、聞くわけがない。
ともかく縁側のガラス戸を大きく開けなきゃ。彼女が小へびと格闘している間、机から飛び降り、がらがらと戸を開け、庭に転がり出た。
「はなちゃ~ん、おかあさんにへびちゃん見せて~」・・・きたきた。私の前で咥えた小へびをぱっと放すと、へびちゃん、命からがら茂みにもぐりこんでいった。
あれ~という顔をしていたが、まいっかと抱っこをせがむ。抱き上げたら、鼻のまわり、へびの生くささがたまらんっ!