孤独死
2007/03/15
2年前、年賀状のやりとりも途絶えていたのに、突然岩手のりんごを1箱送ってきた。「昔世話になったから食べてください」と電話をしてきた彼の声は、およそ”死”とは無縁だった。「私たちになんかお金使わなくていいから、大事にためて。年賀状ちょうだいね」でも、年賀状は来なかった・・・。
先日、若い男女が向き合った状態での白骨が、6000年ぶりに発掘されたと報道していた。6000年もの間、地中深くで愛を語らってきたのだろうか。私も願わくば、そうありたい。隣で画面を見つめていた夫の横顔も、そう言っていた。