黄色い花
2007/10/17
見るたびに、テレビドラマ『北の国から』のワンシーンを思い出す。
ひとりで子供を生んで育てる決心をした蛍に、幼馴染の正吉が、まるごと引き受けると結婚を申し込むが、断られる。
母親に相談したら、真っ赤なバラの花をせっせと贈るといいアドバイスされる。でもそんな金はない。
彼は毎日野に咲く黄色い花を摘み、宅配で贈った。蛍の部屋は花で埋め尽くされた。
子供のころ、どうしょうもない悪がきだった庄吉。
おだやかな瞳の底に、ゆるぎない男気を見たとき、きっと蛍は生涯の伴侶と決めたのだろうな。
”穂が無い”大学生活をしている甥っこ。君はいつになったら瞳の奥に確固たるものが宿るの・・・。