姑あらんだまばーちゃんの三回忌を終えて

2023/11/06
2021年10月28日に亡くなった姑あらんだまばーちゃんの三回忌を10月22日にファミーユで執り行いました。夫がばーちゃんの法事はこれで終了として、この後はお墓なり我が家のお仏壇に参ってもらうことにする、と宣言しました。秋のイベントの多い時期でコロナも収束していたので、参加者は兄嫁一家と甥っ子だけといたって少なかったです。姑の死後出てきた彼女が書いた掛け軸を初めてご披露しました。若山牧水の歌であることがわかりました。
三回忌終わって数日たって、私のなかで変化がありました。秋の澄み切った空のような解放感が私を幸せな気分にしてくれています。田村美代さんが私の母でほんとうによかった。本気で向き合ってくれましたし、私を心底信じてくれました。美代さんも40歳で4人の子持ちで教員をやっている50歳の直正さんに嫁ぎましたので、親戚やらお金の苦労は並大抵ではありませんでした。だから東京から田舎に来た私には盾となり、時には厳しく、でも常に寄り添い全幅の信頼を寄せてくれて、実の母以上の母でした。私の実家では親戚付き合いはほとんどありませんので、田舎の人間関係に正直戸惑うことが多々ありましたが、東京に逃げ帰らなかったのはひとえに姑のおかげです。
そして3回忌をもって約半世紀にわたる嫁業、終了しました。
最近は、病院は内科だのカイロプラクティックだの眼科だの歯医者だの通ってはいますが体調もすこぶるよく、煩わしい人間関係も整理できてきましたので、憂うるところが少なくなってきました。ありがたいことです。あとは余生を夫と健康で仲良く、会社や社会的なお役目もきちんと果たし、趣味の畑や料理をしていきたいと思っています。