米寿を祝うことは、ならぬ

2013/05/08
姑あらんだまばーちゃんは、昔から口やかましく、
先日も、「薬を飲むから、ぬるま湯ちょうだい」といわれ
湯のみに、水をいれ、お湯を注いだら、どか~ん!と叱られた。
「湯のみには、お湯から入れるもんだっ!」
50を半ば過ぎても、まだまだ叱られることの多い嫁だけど、ばーちゃんが元気でいてくれることは、ほんとうに嬉しい。
彼女は、8月に88歳になる。
先日、年寄りばかりの親戚連中が集まった席で、今年88歳、つまり米寿になる人が何人かいることがわかった。
夫が「じゃあ、皆さんのめでたい米寿のお祝いをしましょう」と提案したら、
ばーちゃんは、「冗談じゃない!」と強硬に反対する。
理由は、お祝いをすると、早死に!するそうだ。
元気で長生きしてもらいたいので、米寿のお祝いは、即取りやめ。
そのかわり、近々くるばーちゃんの兄の祥月命日に、高屋温泉で鯉料理を食べることにした。
これには、皆さん大賛成。
温泉に入って、おいしいものを食べ、わいわい楽しくおしゃべりをする。
これが何よりのお祝いになるかもしれない。