胃ろうをする

2013/02/07
私が成年後見人をしているおばは、介護認定2で施設にいた昨年10月に脳梗塞で倒れ、病院で一命をとりとめたものの、歩くことも食事をとることもできなくなった。
元気なうちから、「私は胃ろうだけはしたくないからね」と話していたので、退院後入所した施設でその旨を伝え、鼻からチューブで栄養を入れていたが、引き抜いたり、熱が出たり、と症状が安定せず、また病院に逆もどり。
それから50余日後の今日、退院。
施設に戻る条件として、胃ろうをすること、になってしまった。
意識レベルは、ものすごく低い。
両足の指も、壊死がはじまっている。
昔だったら、座敷に寝かせて、家の人の物音や匂いに包まれて、よけいなこともされず、
おだやかに、最後の時間を過ごせることができただろう。
おばの姑も、そうやって、座敷で家人に看取られながら、息をひきとったと、最後の世話を懸命にした、このおばが言っていた。
紅梅.jpgどうやってあげたらいいのだ、ということと、私たち身内ができることの間で、ひとつひとつの決断が、苦しい。
満開の梅の花、もう彼女は見ることができない・・・