ふうちゃん一家と梅ちぎり
2010/06/01
いつも梅ちぎりに情熱を燃やす、姑あらんだまばーちゃんやおばたちは、隣家のおじの葬儀のあと、疲れがどっときたのか、全滅状態。
歳には勝てない。
次は誰かな、なんてことになってほしくないので、家でおとなしくしていてください、とがっつり言い渡した。
かといって、梅をつけている枝を見上げると、もったいない気もする。
ぴかっとひらめいた!
「ふうちゃん、子供たち連れて梅ちぎりにこない?竹でばんばん叩いて落すの。ストレス解消にいいよ」
こんな楽しそうなこと、断わるわけがない。
ご主人と子供3人、知り合いのゆうこさんとやってきた。
竹をぶん回し、わらわらと梅を落とすと、子供たちは狂喜乱舞!
真ん中のお嬢ちゃまが、スーパーの買い物かごに入れんと差し出すが、うまく入らない。
運動会の玉入れじゃないんだから、無理なの。落ちたの拾うっ!
高いところに実をつけているのにめがけて、剣道2段の腕前で竹を振り回したら、手が滑って、ものの見事に、おねえちゃんのおつむに”面”が入った!
しまった!と思った瞬間、わ~ん 大泣きされた。
小高いところにある梅の木は、梅を取る、というより、蚊と葛藤。
一番下の坊やは、痒くてかきむしって血が出てきた。
収穫時間は1時間ぐらい。スーパーの籠ひとつ分ぐらいの梅が取れた。
今年の”行事”無事終了。
さてさてふうちゃん、何に加工するの?