この家は貴女を幸せにします
2009/03/19
そのなかの1冊『彼女があのテレビを買ったワケ 男がわからなかった女が商品を選ぶ本当の理由』(木田理恵著)を、やっと!読んだ。
な~るほど、お道具に走る夫と、普段はあまり買い物は好きじゃないけど、選び抜いて買うと「ねねねね、これ買ったの、見てみて」と見せびらかしたがりの私の買い物行動の違いが、実に的確に書かれていて、まことにまことにと共感した。
それから女性は”幸せ”という波動にものすごく敏感、というのも納得。
昔新築で購入した一戸建てを売ろうと考えたとき、たった6年あまりしか使っていないのに、ずいぶん気になるところが目についてしまった。ネコを飼っていたから柱にかなり傷がついている。犬走りにひびが入っている。子供がいなかったので、子供部屋の壁を取り払ってしまった。外壁がずいぶん汚れているなどなど。こんなんで買ってくれる人いるんだろうか・・・。
ところが、すぐさま小さいお子さんがいらっしゃる若夫婦が名乗りをあげた。車も買わないで、ずーっとお金を貯めてきたのだという。
「こんな中庭にビニールプールをおいて、子供を遊ばせるのが夢だったの。いくつも家を見てきたけど、こんな思っていたとおりの家、はじめて!幼稚園も小学校もお店も近いし、やっとめぐりあえました」と奥様がおっしゃるではないか!ご主人は傍でにこにこ聞いているだけ。
そこですかさず「この家買って、私たち夫婦は、仕事もうまくいったし、仲良く幸せに過ごせました。きっと福の神様がいらっしゃるんじゃないかしら。いろいろ汚れているところもあるけど、次に使っていただける人も、幸せに過ごしていただけると思います」と私。
奥さんにっこり、ご主人に目配せ、決まりっ!
大物は家から、小物はパンツまで、ものを買うときの決定権は、所帯持ちの場合、たいてい奥さんにあるのでしょうね。
今にして思えば、まさしくあのときの状況は、木田さんの書いた本どおりの流れでした。