冬来たりなば春遠からじ
2009/01/19
「今は世の中景気が悪くてたいへん、っていってるけど、もっとたいへんな時期があったのよ」
ある女性部の集会で、会長が話し始めた。
「戦後。私の実家は東京の下町で3月10日の大空襲で、ぜーんぶ焼け野原。なーんにも残っていないの。住むところ、仕事、食べるもの、ほーんと、なーんにもないのよ。でも、それから日本人は、ここまで発展してきたじゃないの。だから、またがんばればいいのよ」
そうね、と出席していた奥さんたちは、みなうなずいた。戦後のその姿を知っている人は、ほとんどいないが、よく考えてみたら、私の子供時代の昭和30年代もものがなかった。まさしく”有難い”状態。
明20日は第44代アメリカ合衆国大統領オバマ氏の就任式。
アメリカ国民だけではなく、全世界の人が、彼の登場を待っている。彼が何かを変えてくれるかもと。
春遠からじとなるか・・・。