成人の日のお嬢さん
今日は成人の日。
私の成人式は、まだ1月15日!と決まっていたころなので、毎年日が"動く"成人の日”は、なんだかお尻が座っていないようで、どうもいかん。
とは言っても、20才になったみなさんには、心からおめでとう!
成人式から30年以上たつとわかるのですが、両親、祖父母、兄弟、親戚、先生方、友人、多くのひとたちのおかげで、20才になれたのよ。自分ひとりで大きくなってと思い込んでいる年頃ですけど。私もそうでした。
成人式には着物なんかいらない、いつも袴はいているし(剣道やっていたから)、と言っていたのに、付き合いだした彼(今の夫)に見せたくて、直前に母と銀座のデパートや呉服屋さんを駆けずり回って、総絞りの着物と錦糸の帯を買ってもらった。
当日、朝早くから美容院、成人式は赤坂日枝神社、そこでお祝いのお餅たらふく食べて、彼に迎えに来てもらって、寿司屋でにぎりをばくばく食べて、日本酒飲んでご帰還。
父に叱られたこと叱られたこと。家で写した着物姿は、あまりにもぶすーっとしているので、処分しました。
今考えると、両親の思いを台無しにしてしまった申し訳なさでいっぱいですが、当時は「デートしてきてどこが悪い!」ってなところでした。しょうもない娘で・・・
ここに写っているお嬢さんは、私と違って、心のやさしい家族思い。ブログ仲間のほのかさんのお嬢さん。おかあさんのほのかさんが着せた着物だというじゃありませんか。お写真とられていただきました。
きれいにお化粧した目のふちを、何度もハンカチでぬぐっているので「泣いているの?」と聞いたら「笑ったら涙がでてきて」
「いいよねえ、若いと。笑ってもしわができないもんね」
一緒に居合わせたヒカリねーさんも、我が子を眺めるほのかさんも、妙なところに感心しているおばさん連中でした・・・。