たなからぼたもち

2008/11/19

社長が、とある会社で聞き込んできた話を持って帰ってきた。

「社是っていうのを書いて、会社の壁に貼っておくといいんだって」

何を突然、と思ったが、

「ほら、あのよく、習字でしゅっしゅって書いてあるやつだよ」

スタッフ一同、仕事しながら、はあはあと聞いている。

「うちの会社、なんて書いたらいいかなあ・・・んんん~そうだっ!」

スタッフ一同目だけで社長を追う。にっと笑った彼の表情は、次のリアクションが、はじけてしまうことを意味するのを、みんな知っているから、身構える。

「”たなからぼたもち”ってのはどうだあ?」

一同、・・・・・・・

「社長、来週客先の監査が来て、それ見たら、即帰ってしまいますよ」とさとちゃんぱぱ。

まことに。やめてちょうだい。

「そうか~、じゃあなあ・・・”犬も歩けば棒にあたる”ってのはどうだあ?」

一同、涙流して笑い転げている。

「社是が”たなからぼたもち”だの、”犬も歩けば棒にあたる”だのだったら、会社の品格にかかわるでしょう」

まことに。いいかげんにしてちょうだい。みんな仕事できなくなってるし。

お客様が事務所に入ってこられて、まっさきに目にするのが、『宮崎商工会議所会員章』である、今の状態でいいのではないでしょうか。

そういえば、先日商工会議所主催の経営革新塾「数字から見た経営のコツ、会社を強くする資金繰り」の話の中で、”たなからぼたもち”ということばが出ました。

”たなからぼたもち”もいいけど、そのときはちゃんと、棚の下で受けられるように準備しておくこと、だそうで。

まことにまことに。