男より男手
2008/07/14
庭を一目見るなり
「あらんだまあ~」
雑草虎刈り、
切った葉や枝は風の吹くまま(吹かないからそのまま)、
虫つき放題
「誰ね、これやったの」
言わずと知れた、あなたの息子さん
「じーちゃんもおんなしやった」
じーちゃんと言うのは、彼女の連れ合い。うちのダーリンの父親。
「5本、松の大きい枝を切ってください、とお願いしたら、あっというまに帰ってきて、コタツに入っているのよ。まあ、こりゃはえもんじゃ、どんげなっとっちゃろかい、と見に行ったら、先っぽを、ちょいちょいちょいと、みっつばっかし切ってただけ。たのまんがまし(頼まないほうがいい)やった」
悪いDNAは受け継ぎやすいらしい。
夫は出張中なので、
かくなる上は夫人部隊の出動。
まず、殺虫剤をまく。
撒くのは、もちろん私。
延べ面積は、べらぼうに広い。
後ろからあらんだまばーちゃんの鬼軍曹のような指示が飛ぶ。
ご指示のようにしたいのはやまやまですが、
肩からかついでいる殺虫剤の入ったタンクが重いし、
操作している長いくだの扱いが、また難しい。
「そんげじゃなくて、こんげこんげすっとよ」とおっしゃいますが、
じゃあ自分でやってごらんよ、と嫁の立場では言えません。
2時間半後、その日の作業はおしまい。
息も絶え絶えでした。
翌日早朝からいよいよ剪定。
先週買ってきた電動バリカン。夫は5分使った。
「もうおしまい?」といったら
「こりゃ、なかなかどお。自分でやってみろ」
持ってみたら、けっこうずしっと重い。
スイッチ入れて動かしたら、スパッと伸びていた枝が切れた。
こりゃおもしろい。
殺虫剤撒いたから、思う存分作業ができる。
それから1時間、昔剣道やっててよかったね、というほど、あざやかなワザで切りまくり、
一輪車をつかって、切った枝葉を集め、
葉っぱ1枚も落ちてないほど掃いて、昼前に終了。
傍らで草むしりしていたあらんだまばーちゃんから、
「これならいい」と合格点を頂戴した。
証拠写真に「したぞ!」と書いて、ケータイで夫に送った。
きっと次回から「おまえやれ」だろなあ。
ばーちゃんも私も、男より男手が欲しい・・・。