流れ星
2007/08/14
数年前、名前は忘れたが、天空を焼き尽くすような流星群を見たことがある。
流れ星は宇宙の”ちり”らしいが、その”ちり”の群れは、まるで次から次へと投げつけられてる巨大な火の玉!夜空だけでなく、地上の草木もはっきり見えるほどで、映画『インディペンデンス・デイ』もかくや、と思わせるほどのすさまじさだった。
この天体ショーを独り占めするのももったいなく、夜中だったが、隣家のおじおばをたたき起こし、見せた。・・・目にするや、ふたりとも拝んだ。お経も唱えてた。
流れ星は音がない。火の玉流星群も音がない。しゅーとも言わない。BGMはふくろうのほーほーと鳴く声と虫の音。それと、どきどきが止まらない胸の動悸音・・・。
180度妨げるものが何もない夜空のスクリーンを、飽きることなく眺めていた・・・。
さて、ペルセウス流星群。10時半に庭に出たら、満天の星空。横たわる天の川までくっきり見えている。どこかにすーっと動くものはないかと、目をこらしたが、星々は定位置から微動だにしない。まっいっか、お楽しみはあとあと・・・。
ピークの夜中2時まで、DVD1本見れるなと、いったん引っ込んで、再び、わくわくしながら外に出たら・・・雲がびっちり。星どころか、空の切れ目も見られません・・・。
火の玉流星群のこと、うっかり姑あらんだまばーちゃんに知らせるのを忘れていた。後で教えたら、地団駄踏んでくやしがった。そして・・・
「今度はいつ見れんの?」ん~とねえ、30年後かな?
「30年後かあ・・・ってことは110歳ってことね・・・じゃ、次来たとき見るわっ!」
・・・・・・おかあさま、あなたでしたら、可能です・・・。