フェルメールのときめき
2012/08/23
新しくなった東京都美術館では「マウリッツハイツ美術館展」
大好きな国立西洋美術館では「ベルリン国立美術館展」
上京のメインイベントが済んだ翌日、上野に直行!
駅に近い西洋美術館から行こうかと思っていたら、チケット売り場のおばさん、
「都美術館は混むから、そっちから見た方がいいですよ」
9時過ぎの上野公園(まだ工事がおわっていなかった)を走り抜け、たどりつくと、
開館時間を繰り上げたのか、もうぞろぞろ入館している。
マウリッツハイツは、オランダの割と小さな美術館と聞くが、所蔵品は超1級。
レンブラント、ハルス、ブリューゲル、ルーベンス・・・そしてフェルメール
小ぶりなフレームの中から、あの青いターバンの少女が、こちらを見ていた。
湿った唇が、悩ましい・・・。
幻想の浸りから、現実に我を引き戻して、走って走って、今度は西洋美術館へ。
ベルリン国立美術館の所蔵品は、重量級。
絵画だけではなく、彫刻がなかなか興味深い。
そして、お目当ての、真珠の首飾りをつけた、優しげなおもざしの少女と出会う。
鏡が対面にあるのか。
おめかしして、よく似合うよ。
絵なのに、写真のように自然な光。
ときどきちかっと光る金や陶器や真珠が、長い年月の命を与えているような・・・。