特別養護老人ホームに入れるということ

2012/06/19

1週間ほど前の夜、家の固定電話がなった。
ある特別養護老人ホームから、やっと順番がまわってきたという。
記憶のかなたになってしまっていたが、3年以上前、私が後見人になっているおじとおばの申込をしていたのだった。
おじはそれから1年後に亡くなり、おばはグループホームでずーっとお世話になっている。
近年、おばの不満というかストレスというか、たまってきている。
こんなきれいでいいところに入れて、24時間体制で見守ってもらえ、なにからなにまでお世話してもらえて、何の文句があるんだ、と親戚連中は言うが、我が身におきかえると・・・つらいかもしれない。
いろいろな介護施設があって、しくみがよくわかっていないが、グループホームは寝たきりになると居られないらしい。
特別養護老人ホーム、いわゆる特老は「ついのすみか」。”旅立つ”までいさせてもらえる。だから空きがなかなかでない。
せっかく電話を頂戴したし、百聞は一見にしかず、ということもあり、夫と話を聞きに行ってみた。
施設のなかが広い!それだけでもストレスがなくなりそうだ。
外になかなか出られない分、映画鑑賞、お化粧教室、カフェ、居酒屋!など、ほとんど毎日イベントが開かれる。
カフェでは100円でケーキとコーヒーが頼めるという。
糖尿のおばは、今はおやつもままならない。
ケーキをむさぼり食べるおば顔が目に浮かぶが、いいのだろうか?
「自宅と同じと思って過ごしていただきたいから、お酒もお菓子もいいことにしているんです。人生最後でいろいろ制限はされたくないでしょう」
入居されているひとたちや、お世話している職員のひとたちの顔が、明るかった。
決めた。
ここを、おばの、ついのすみかに、しよう。特別養護老人ホーム.jpg