『ドガ展』横浜美術館を見に行く

2010/10/28

ドガ展.jpg上京する時は、いつも仕事がらみだが、時間を作って美術館を巡るのが、なによりの楽しみだ。
今回は、ちょっとの差で上村松園展が見られなかった。実に残念!
探したら、『ドガ展』をやっている。場所も横浜美術館なので、都合がよかった。
エドガー・ドガは、とても気難しい人だったという。
眼もよくなかったし、終生結婚もしなかった。でも長生きをした人だから、作品点数が多い。
踊り子たちはもちろん、野外の馬の絵、入浴する女性たち、肖像画、そして彫刻。
私はやはり「エトワール」が一番好き。
踊り子が着ているチュチュのふわふわ感が、パステルで絶妙に描かれている。
ふわりと着地した瞬間ののびやかな手足、そらせたあごや胸元、紅潮したほほ、衣装にちりばめた深紅の花が、えも言われず色っぽい。
それもそのはず、陰で見ているタキシードの男性は、彼女の今宵のパトロンだという。
そしてもうひとつのお気に入り、というか、気になる作品は「14歳の小さな踊り子」
高さ1メートルぐらいの、ぎすぎすにやせた実在の踊り子 Marie の像は、見た瞬間、はっと胸をつかれるような感じがする。
彫刻なのに、布のスカートを着せ、髪にはリボンを結んである。
とじた瞳から、一筋の涙が流れているのではないか、昔、観客のいないワシントンナショナルギャラリーで見たときと、同じことを思った。
彼女の消息は16歳ぐらいまでしか、たどれないそうだ。
でも、永遠に愛され続けているよ、Marie ・・・