大きな目で見つめられ

2008/11/18

映画「プリティーウーマン」で、ビビアンがイブニングドレスを着て、オペラに連れて行かれるシーンがある。

オペラなんか全然わからないという彼女に、リチャード・ギアふんするエドワードは「オペラは、最初に好きになるか嫌いになるかで決まるんだ」という。

芸術は、小難しいこと言わないで、まっさらな心に響くか、というのでいいんじゃないかな、と改めて思ったのが、サントリー美術館と国立新美術館で開催されている『巨匠ピカソ展』

ピカソ=わけがわからん

が見事にくつがえった。

実に力強く、色鮮やか、おおらかな男と女の愛の形、どれにも書き込まれた大きな目たち・・・なんて楽しい絵だろう!

彼の人生にからむ女性たちの身にしてみれば、修羅の厚みをもった絵かもしれないが、そういう知識一切なしに、”プリティーウーマンのオペラ鑑賞方式”でいくと・・・大好きになった!

やっぱり本物の迫力は違うね!

ピカソ展.jpg