おめでとうパーティー

2007/07/22
女性だけのパーティー アメリカに行ったのは、姑あらんだまばーちゃんのおいの結婚祝いが目的だった。
お嫁さんになるれあちゃんの子供の時の写真を見たら、針金のように細い。彼女のママの写真を見たら・・・ハグしたら、背中で手と手がつながるにはあと80センチはいるわね・・・ということは、れあちゃんの未来の姿は・・・今、ママと同じ”ふっくら”になっています。
女性のお友だちや親戚だけを集めた、結婚前のパーティーに、ばーちゃんとめいっこふたりと私の4人がお呼ばれされた。30人ぐらいの気のおけない人たちが集まって、食べたり飲んだり、ゲームしたり、お話したり・・・映画のワンシーンに入ってしまったような気分だった。
ばーちゃんから、れあちゃんへのプレゼントは愛らしい木目込み人形。どのひとも「wonderful!」を連発するので、のりで彼女を人形作りの”先生”と紹介したら(うそです、でもものすごく上手なの)、みんなの驚嘆の的となって、言葉は通じないはずなのに会話が弾んでいた。
結婚で一番大切なものは?というゲームで、大抵のひとは「love」と紙に書いていたが、私は「health」身体も心も健康だと、どんなことも、ふたりで乗り越えていけるからね。
と答えたら、隣にいたブルーネットのきりっとしたおねーさんが「日本人の結婚観について話して」と言った。
はたと困った。入国してから滞りなく会話はできていたが、意見を交換したり、述べ合ったりはしていないのだ。結婚観なんて日本語でも深く考えたことがない。
そのとき分かった。
海外に出たら、私は日本人の代表。だから、日本のことをきちんと分かって、自分の頭で考え、まずは日本語でしゃべれるようにしておかなくてはいけない。そして、私の英語力は旅行用にすぎない、と・・・。
あっという間の2週間が過ぎ、蒸し風呂のような日本に着いて聞いた最初のニュースは、モスクワでクーデターが起こり、ゴルバチョフ大統領が拘束されていた。夢のような日々がすうーっと遠のいた・・・。