経営成熟度と売り上げは一致するか

2009/06/04
今朝おきて、まっさきに頭にうかんだのは、昨夜の同友会例会での会話
「経営成熟度と売り上げは、一致しなくとも、いいんじゃないですか?」
経営成熟度を測る『企業変革支援プログラム』にある、経営者の責任、経営理念を実践する過程、顧客や市場、従業員に対しての理解や対応状況など、全22問を6段階で判定していく。
この会に参加するのは初めてだったけど、何年も前、宮崎商工会議所での講習会『日本経営品質賞アセスメント基準』で3年間繰り返し、繰り返しやっていたので、すんなり判定が出せた。
というより、その時どう自社を変革させていかなくてはいけないか気づき、格闘の年月を送ってきたといっても過言ではない。
当社の判定をレーダーチャートに置き換えてみると、だいたい円がかける。それも割りに大きい円が。
メンバーのひとりが言った。
「うちはたくさんの税金を払うほど、売り上げがあります。でも、私のチャートの円は小さいです。ほとんどが、場当たり的な対応、という判定になっている。だから、この円の大きさと売り上げは一致しなくともいいんじゃないですか?」
一同「・・・・・・・」
3時間も勉強していたんだから、もっといろいろ学んだことあるんだけど、朝起きたら、それしか覚えていなかった。
一晩考えたけど、私の答えは・・・
「一致はしないかもしれないけど、円は大きくなくては、いけません」
うまくいっているとき、売り上げががんがん上がっているときは、顧客の声も、従業員の声も、「もうかっているからいいじゃないの」と、かき消されてしまう。
それに甘んじることなく、気をひきしめ、足元をみつめ、日頃から経営成熟度を上げる努力をしていれば、今のような100年に1度の不況にみまわれ、経営者がおったおったしても、それまでつちかった自社の潜在能力で、乗り越えていくことができると思うの。
いざというときのために、円は大きくなくては、いけません。