古民家鑑定のお勉強をする
2011/03/10
教材になるおうちが、なんと目の前にあった。
隣家!
後見人として、相続の手続きやらやっていたら、明治元年に建てた家であることがわかったから、これはりっぱな古民家。
茅葺屋根から瓦に変えたり、台所の土間を普通の炊事場に変えたり、手は加えているが、基本的な構造は変わらない。
先日、ちょっとプレお勉強で、あちこち覗いてみた。
家の土台は、石の上にのっているが、石のカーブに合わせて柱がカットしてある。
外壁は、板で、はがれないような工夫がしてある。
外のトイレの、軒下は、珍しく竹が造作に使われている。
蟻害も湿気もなく、保存は上等。
姑あらんだまばーちゃんに、自分の生家が、価値ある立派な古民家だと教えたら、
あらんだまっ!
ばーちゃんが子供のころ、台風がくると、近所はぱったんぱったん家が倒れ、新しく建て直しているのに、自分ちだけは、障子だけで、雨風しのげた、という。
「新しい家がうらやましくてね」
子供は、いつの時代も一緒よ。
「ただの古い家だと思っていたのに、見る人が見ると違うんだね」
瓦のカケラがお宝に変身、というところかな。
今度じっくり、どこが価値があるところか、教えてあげるね。