石貫神社
2008/03/29
先だって参拝した速川神社に行く途中にあるようだ。
いってみよっと!
地図だけたより、表示もなんにもなかったので、行き過ぎてから、やっぱりあそこだったかな、と引き返し、路なりにすすんでいくと・・・あった!
鳥居前で一礼し、参道両脇菜の花に彩られた、砂利路をざくざく踏みしめながら進んでいくと、村の鎮守の神様、といういでたちのこじんまりした社があった。
コノハナサクヤヒメの父君オオヤマヅミカミが祀られていた。
ここら一帯の長(おさ)だったオオヤマヅミカミは、鬼から娘を差し出すよういわれて、一夜で石造りの館を建ててほしいと頼む。
鬼はがんばって建てた。
でも嫁にやりたくない父親は、こっそり石一個(なんていっても大きいが)取って、ぽーんと放りなげ、「でけちょらんやないか」と言って嫁入りを断ったという。
その石がここにある。
お社むかって左は、杉に被われた小高い丘になっている。
このあたり、プロ野球ヤクルトの選手が合宿して、長い階段を上り下りする映像をよく見るのだが、どこやろか、と探すと、あった。
上りましたよ・・・
へーひーはー・・・
誰かあーっ!私を負ぶってえーっ!
・・・といいかけたとき、170段上りきり、ここはどこじゃと見渡すと・・・
なんと!西都原じゃないの!
どういう位置関係だ???
オオヤマヅミカミは西都原一帯をおさめていたのか・・・
鬼がつくったという館は、西都原にある『鬼の窟古墳』のことか・・・
やっと頭の中で整理がつきました。
『ひむか神話街道』は奥深いね。