速川神社
2008/01/13
「どこよ?」
「杉安橋を越えて、一ッ瀬川沿いにある速川神社」
「前行ったことあるよね。へ~そうなんだ。」
ということで、夫と3日に行ってみた。
二人が思い浮かべていた神社は、川沿いで、駐車場に車を止め、広い階段をあがっていくと開けたところにある地味な建物。
ところがどっこい、それはいったいどこの神社だったのでしょう。
速川神社は川の向こう側の山の中腹にあり、まず、川におりていき、長い橋を渡り対岸についたら、今度は、えんえん細い道を登る。
この神社のご祭神は、セオリツヒメ、ハヤアキツヒメ、イブキドヌシ、ハヤサアウラヒメの4柱。
ぜんぜん有名ではないが、お払いの神様がただそうだ。
人が清らかな心になって罪や穢れを祓い、敬虔な祈りをささげれば、神様は一つだけ願いを聞いてくださる・・・ということらしい。
「だれかあ、私をおんぶしてええ!」と言いそうになったとき、ちんまりした神社が目の前に現れた。
ふつうにお参りして、神社のわきにまわってみると、おばちゃんが卵を包みからたくさん出している。
「これ何するんですか?」
「卵2個とろうそく1本を、本殿にあがってお供えするのが、正式のおまいりなの」
えっ!そりゃせにゃ、何しに、ここまでたいへんな思いして来たか!
夫と私の共通のたったひとつのお願いを聞いていただくべく、卵2個ろうそく1本100円で買って、本殿に上がり、心を込めてお願いした。
あとでわかったことだが、速川神社の周辺にある男滝・女滝・蛇滝(龍神の滝)等と称する七滝のうち、龍神にささげる卵として奉納するらしい。
さて帰り道、心は軽やかなのだが、足と顔は引きつりそうになって、ようやく車道にたどりついたときは、荒行をして罪や穢れがすっかり落ちた気分だった。
今年の目標のひとつに追加、体力をつける・・・。