英語より敬語
2008/04/25
ソウルのお友だち、ちょんさんが「は~い!あらんだまさ~ん、げんきい?」
と電話をしてきた。
「まだちょっと寒いけど、これからは旅行の季節よ。遊びにきたら~」
なんて、他愛もない話をして切った。
ちょんさんは私と同じ歳。
ソウルで、日本の旅行者相手の添乗員をしている。
当然、日本語は達者なのだが、特に違和感を感じないのは、実にみごとに敬語が使えているからだと思う。
最近、聞こえてくる敬語が、めちゃくちゃになってきた。
二重敬語は、慇懃無礼。
『させていただく』連発は、不適切。
もっとすっきりした日本語の言い方あるでしょ!
メールの文章。
誰に対して敬語使ってるのよ!
かと思うと、くだけすぎて、いったい誰に書いてるのよ!と思ったら返事は出さない。
こどものころ明治生まれの祖父母がいたおかげか、母が厳しかったからか、自然と身についていたというのは、本当にありがたいことだ。
小学校から英語教育もいいけど、中身のない英会話より、敬語を、というより、日本語の話し方・書き方を、こどものうちから、きちんと教えたほうが、社会に出てよっぽど役に立つと思うけどな。