介護保険サービスの話に聞き入る

2008/04/24
22日は結婚記念日なのに、夫は出張中。
ひとり寂しく、テレビを見つつ、ご飯を食べている姿がちらりと頭をよぎったとき、
そうだっ!宮崎法人会女性部会の総会の日だっ!
ごちそう、楽しく食べられるねっ!
場所は青島観光ホテル。
締め切りせまっている仕事が終わらず、
総会パス、記念講演パス、
かろうじて懇親会には間に合わせるべく、車を飛ばして駆け込んでいったら、
終わっているはずの記念講演が、まだ長引いていた。
こそーっと入って一番後ろに着席し、まわりを見渡すと・・・不思議・・・寝ている人が誰もいない・・・。
いったい何の講演だっけと、演題をみてみると、
『介護保険の理解』
私の母の世代、年の離れた姉の世代が、ぞろりといらっしゃる女性部会。
一言も聞き逃すまいと、真剣にメモをとっている。
1年4ヶ月前、くも膜下出血で大手術した姉は、病院を出て、いよいよ自宅介護となる。
介護の認定の手続きをし、家を改装し、リハビリができるところ、通ってきてくださるお医者様を決める。
今は病院においてもらえる期間がきめられているので、退院は必然なのだが、果たしてやっていけるのだろうか、最初、家族はとても悩んだ。
幸い、知り合いに介護の仕事に従事している人たちがいたので、いろいろ教えてもらって、ようやく「家に戻る」という方向にもってこれた。
ひとつには、姉には"希望"がある。
今より、1年先は、きっともっとよくなるはずだ。
ひとりで歩けるようになる。
ご飯を口から食べられるようになる。
しゃべることができるようになる。
きっときっとよくなるから、家にもどってがんばろう。
家族はそう思っている。
しかし、この講演の話、高齢者の介護保険サービスは、この先、日本はどうなってしまうのだろうと、ただひたすら不安でしかない。
自宅介護を主流にしていくようだけど、子供のいない人はだれに見てもらうの?
施設に入りたくても、お金の無い人はどうしたらいいの?
お金を取りやすいところからはしっかりとって、いざ払ってもらわなくてはいけないとき、出ないのはあんまりじゃないの。
6時半で終わる予定の講演は、質問もかなり出て、7時まで続いた。
そのあとは、いつもの大宴会。
おいしいものが次々でて、歌だ踊りだと、まあそのにぎやかなことよ。
つくづく思った。
ここにいるおばさまがたで、介護保険にやっかいになる人は、だ~れもいないわ・・・。