医療と介護

2007/06/11

姉がくも膜下の手術して半年になる。
先日造影検査をしたが、血流は滞りなく、あたらしいこぶも見当たらず、頭の中は術後順調な回復をみせているとのことだった。
しかし、自分では未だ何一つできないのだ。しゃべることも、食べることも、立つことも・・・。目は見えているのか、話すことはどこまで理解しているのか、わからない。
今後のことを医師やリハビリ師、ケアマネージャーと話し合ったが、今の医療制度では、病棟に移ったときから起算して半年が居られる限度らしい。少し頭や手足は自分で動かせても、これはリハビリの効果があって、生活に支障なく行動できるという判定には到底いたらない。
めいは、お母さんはすごい手術して、こんなに回復してきてるじゃないのというが、行政上の観点からすると進歩無し。
つまり、出てってくださいっていうことだ。
うわべだけの『美しい日本』より、『思いやりのある日本』が先じゃないのと言いたくなる。
でも、「何とか命だけはと神仏に祈り、お医者様はその願いをかなえて下さった。それは、それから先の”長い道のり”をも含めて与えられたの。今は、おむつの取替えも、お風呂にいれるのも、車椅子に移動するのも、流動食を入れるのも、すべて病院の人たちにしていただいている。これからは、やり方を見たり手伝ったりして、自分たちで介護するんだって覚悟をきめなきゃ。お金払うから、はい、よろしくはだめなのよ。」
と姉の娘たちに言った。
医療制度の問題もコムスンの介護サービスの問題も他人事だったのが、今はあらんだま一族にとって、切実な現実になってしまった。