”ひんば”とは・・・

2007/05/31

「”ひんば”の優勝は64年ぶりの快挙です!」アナウンサーのわめく声が聞こえた。
『ひんば』の”ば”は馬であることの想像はついたが、”ひん”は何?
競馬にとんと興味のない私は、どんな”貧相な”馬が優勝したのかと、興味しんしん。テレビに近づいてみると、なになに、とんでもない。りっぱな品格のあるお馬さんではないの!そりゃそうよね、皇太子まで観覧される日本ダービーだもんね。
”貧”でもなく”品”でもなく・・・それじゃあ・・・
「ひひんと結構いななく馬だから”ひん馬”?」
と聞いたら、「・・・・・・」と、全く相手にされなかった・・・。
”ひん”とは何か?
宮本輝の『優駿』は、一頭のサラブレッドをとりまく人間模様を描いた、他に類を見ない小説だ。馬のむせ返るような匂いや息使い、馬場の怒涛がうなりを上げて聞こえてくるような話で、競馬に興味がなくとも”宮本ワールド”のとりこになってしまう。
そうだ!そこにヒントがあるはずだと、本箱から取り出し、めくりだしたら・・・ありました。
”牝馬”でひんば。ウオッカちゃんは女の子のお馬さんだったのね!女の子が男の子を押しのけて勝ったのは64年ぶりだったってことか。やっと意味が分かりました。
「”ひん”の字わかった!」
と言ったら、「・・・・・・」と、またも全く相手にされなかった・・・。