宮崎空港は負け組か

2009/09/28
というタイトルの記事が、先日の新聞に載っていた。
国土交通省が今年度初めて、国管理の26空港についての損益試算を調べた結果、
「宮崎空港の赤字4億6600万円!」
熊本空港2億円の黒字、鹿児島空港は3億円の黒字、と比べるとなんでよ、ということになるが・・・
収入にはさほど違いがないが、宮崎空港は宮崎市内にとても近いし、海に張り出した滑走路を持っている。その立地条件が、建設費の減価償却や環境整備費の多額な支出を計上し、赤字の原因を作り出しているそうだ。
いつも思うんだけど、ほんと宮崎空港は便利なの!
うちの会社は空港から10分ほどのところにあるから、空港の駐車場に車を放り込み、朝1便に乗り込む。1時間半で着いて、10時半から横浜の客先で打合せやら会議やらに参加し、夕方の便で帰ってくる、が樂~にできる。
距離や運賃は別として、東京都心にいるのと、移動の時間は変わらない。
韓国に行くのも、国内線に乗るような感覚でいけるし。
観光客やキャンプにくる野球選手やサッカー選手、報道のひとたちや、誰もが、宮崎空港って便利って思っているんじゃないかな。
市街地から遠くにつくれば不便だけど黒字、市街地に近ければ便利だけど赤字、なんて短絡的に片付けないで。
入りを増やし、出を抑えれば黒字になるのが経営の基本。
宮崎の”売り”を入りに代える努力をもっとしたら、負け組なんていわれない、と思うんだけどな・・・