社長夫人はおかみさん

2008/03/23

「社長夫人っておかみさんだよね」
魔女仲間の厨房やの女房みちこさんと話をしていて、そんなことが口からぽろっと出た。
彼女も私も、結婚した相手がたまたま自分で会社作って、奥方におさまって"セレブ"ができるかと思いきや、小さい会社なので、さにあらず。
お互い、人の子はおらず、でも会社が子なので、ほっとくわけにもいかず。
毎日、会社の本業、営業、おつきあい、経理、掃除、雑多な買い物などなど、寝てもさめても、八方気を配っていなくてはいけないので、およそ有閑マダムの道から外れた生活をしている。
おまけに
「最近の若い子って、ちょっと慣れると、社長と"ため口"きいて話しているのよ。もうびっくりしちゃう。私は親から、そこらへんは厳しくしつけられて育っているから、ものすごく気になるの。
そういうのって、お客から見ると、この会社、そんなこともできてないのか、って思われるのよね」
とみちこさん。
そうなのよ。
彼女と歳の近い私も、親と一緒に生活していた間、口のききかたや態度、敬語の使い方に失礼があると、目ざとく見つけられ
「そんな"野放図"に育てた覚えはないっ!どんなときも、どんなひとにも、きちんと礼儀をわきまえなさいっ!」と思いっきり叱られた。
そんなことをきちんと教える親がいなくなってきたってことか・・・。
「社長はなかなか言えない分、うるさいおばさんだと思われようと、ちゃんと叱るの。でないと、会社の足をすくわれかねないからね」
まことにごもっとも!
親しき仲にも礼儀あり。
慣れても馴れない。
その基本があってこそ、夫婦でも友情でもお客でも、長い年月よい信頼関係がたもってこられるのよ。
あと10年ぐらいしたら、有閑マダムになれるかもしれないけど、それまでは、口やかましいおかみさんでいよっと!