宮崎県人、雪国に出張する

2006/12/23
本州の最北、青森県下北半島にあるプラント施設に、年明け早々夫の出張が急遽決まった。暖冬とは言え、極寒の地に送り出すのは”命がけ”という雰囲気が漂う。
らくだのももひきは何処で買ったらいいの?腹巻はいるの?靴の中に毛が生えてる、じゃなくて毛皮が貼ってある靴は何処に売っているの?
夫も初めての真冬の雪国出張に、妻の浅はか知恵だけでは頼りにならんと思ったのだろう、秋田県に住む友人、通称ロドリゲスの旦那に連絡した。ロドリゲスの旦那、家業の不動産やさんの仕事は横に置き、”まっかせなさいっ!”とばかりに矢のようにメールが入ってくる。
「コート送ったよ、月曜日につく。旧式だから肩パットが大きいけど」・・自分で着てファッションショーしてる映像まで送ってきた
「心配要らないよ」・・送り出すほうは心配なの
「宮崎じゃ遠くていけないけど、青森なら会えるね」・・ん?なんだ?
「靴は旧式だけどスパイク付とハンチング帽子、耳あても送ってあげる」・・そういうのもいるんだ
「そっちで買うのは、綿のストッキング、男子用パンストのことだよ。Lサイズね。それと手袋、革か毛糸のね。下着は勝手にしろ」・・男子用のパンストって何処で売ってるの?山形屋?
「パンストは青森空港で履いた方がいいよ」・・なんとご丁寧な
「雪国の歩き方は、歩幅を小さく、両手でバランス取るようにベタ足で歩くこと」・・そうそう、ここが妻としては心配なところ。すべって転んで骨でも折ったらどうしよう
「青森まで出てこないと会ってあげないよ。大館まで来る?泊りがけでないと会えないね、フッフッ」・・・・・あやしい・・・
ありがたい限りです。でも二人ともちゃんと仕事しなさいねっ!